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存在・主張・調和、 そして…気楽さが創作心得
●作品創作において気をつけている点は何ですか?
「高取焼」は茶陶としての生い立ちから、今も多くの茶人に愛され、茶会や日常のお点前においても、その中で重宝されています。しかし、多くの茶器の中でどのように自分の作品が存在し、主張し、かつ調和するかが最も気にかかることです。お茶の世界はそこに宇宙を作るがごとく、無限の空間が広がります。しかし、ピンとはりつめた中で、自分の居場所と他人の居場所が確保されている、お茶の世界では「取り合わせ」といいますが、組み合わせが構築されていることが大切です。存在が調和の中にあることが、良い作品なのです。また、出来上がりをイメージすることは当然ですが、他のお茶碗とのバランス、つまり大きさを意識します。高取焼はそれ一つでポツンと使うことはありません。逆に、まず棚で使い、お茶席で使い、そこに置かれて・・・と様々な場面で相手に自分を合わせることが求められます。現在、大きな茶会では、なかなか新しい「茶入れ」を使うということがなく、古いものと新しいものの調和をどのようにとるかが、制作にあたっての大きな課題となります。
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